鳥はるのビック@都立大学
- kajiwarazassi
- 2015年9月21日
- 読了時間: 2分
テレビを見ていたら俳優の伊勢谷友介が都立大学で定食を食べていた。うまそうだったので、雨が降っていたが仕事帰りにその店へ出向いてみた。
場所は都立大学南口。真っ直ぐ進んで左側に存在する。さらに真っ直ぐ行くと右側に同じ名前の鳥はるという焼き鳥屋もあるので間違いないようにしたい。

座席はL字カウンターを囲むように9席。夕方に入ったのですでに一杯ひっかけてるお客さんも。流れてくるのはNHKラジオ。定食屋好きの私がニヤリとしてしまう場末感満載の雰囲気である。
丸椅子に座った刹那、私は迷わずビック(¥1050)を頼む。店内はほどよく汚く、駅構内にある立ち食いそば屋を想起させる。一杯ひっかけたお客さんがフロアのおばちゃんに話しかけている。
「今日、雨で新幹線止まったんだってさ」
「行けなくなった人は飛行機で行くのかねえ。飛行機と新幹線はどっちが早いんだろうね」
THEとりとめのない会話である。店員とお客さんの距離の近い定食屋だ。ほかのお客さんは聞き耳を立てながら、わき目も降らずご飯を口に放り込んでいる。
そうこうしているうちにビックがやってきた。刻みキャベツ、肉だけの生姜焼き、ボリューミーなハンバーグとポテサラがワンプレート。伊勢谷が言っていた「大人のお子様ランチ」という形容は間違いない。さらにご飯と沢庵、生卵(無料)、わかめとなめこの味噌汁がついてこの値段は悪くない。
バリバリ口の中に放り込んでいくと、カウンター内でせわしくなく動いていたおじさんが「悪いけど、それ取ってくれる?」と話しかけてきた。ワインを指さしている。私が手渡すとおじさんは封を開け、一杯ひっかけているお客さんに渡す。
そんな中私の隣にサラリーマンが入ってきた。よく見ると外人さんだ。焼き肉定食を頼んだ外人さんは当たり前のように生卵をかき混ぜて、ご飯にぶっかけている。
いい光景だ。外国では日本のラーメン店が流行っているらしいが、日本食の基本は、定食屋の定食である。肉と漬物とご飯と味噌汁。これが日本人の血であり肉である。ぜひ、東京で五輪が行われた際には、各国の皆さんに定食を味わっていただきたい。そんなことを思いながら、ビックを食べ終えた私は勘定を終わらせ、店を出ることにした。
食事処 鳥はる
住所:東京都目黒区平町1-25-15
電話:03-3723-7640
営業時間:11:00~14:00 17:00~23:00
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