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大家族なハマのシーサー♯39 嶺井博希

  • kajiwarazassi
  • 2015年9月14日
  • 読了時間: 2分

横浜DeNAは強くなるのか

 いつのまにか定位置に帰ってきてしまった横浜DeNAベイスターズ。若手選手が多いため、好不調の波が激しいんだろうなあという話をこの場でもしたことがあるが、図らずも当たってしまった。もう一点、このチームは先発投手を含めて、センターラインが弱い。

 センターラインとは、捕手、投手、二塁手、遊撃手、中堅手という野球場の中で真ん中あたりを守っている選手のことをいう。守備の上手な選手をここに充てれば戦術上有利になるため、強いチームはセンターラインがしっかりしていると言われている。

 特に捕手は守りの要である。横浜DeNAはここ数年、このポジションに不安を抱えている。昨年は黒羽根利規がその座を射止めたが、今年は黒羽根、高城俊人、嶺井博希が代わる代わるスタメンに顔を連ねている。

 ところが、最近になって、嶺井が連続してマスクを被る場面が増えてきた。9月14日現在の打撃成績では、.217 打点20 本塁打4本と、3人の中では多少、抜け出ている。

 この嶺井に関しては、違う話題も取り上げられている。親族が200人以上いるという嶺井家は7つの家系ごとにチーム分けし、4年に1度、運動会が行われるという。これは、野球選手の中でも珍しいし、日本の中でも滅多にいない。沖縄弁で声が通らないという面もあったりして、キャラクター的には十分立っている。ファンが応援しやすい環境は整っている。

 あとは実力だ。打撃面では、規定打席に達していないにもかかわらず、チーム5位の20打点を挙げているほど勝負強い。守備面でも好打者相手でも内角を使った強気なリードをよく見る。ブロックでホームベースを死守している姿も何度か見ている。が、キャッチングがおぼつかないというか。ショートバウンドを上からかぶせるような形で捕球していたり、グラブがバットに当たって守備妨害を取られていたりという場面もあった。

 入団時、嶺井は自らのニックネームに「ハマのシーサー」を希望した。沖縄の守り神であるシーサーにあやかって、「ホームベースを死守する」という意味があるらしい。あと、ちょっとなんだよなあ。あとちょっと。打率はせめて2割4分。投手全体の防御率も3.00代。これくらいの成績を残してくれればなあ。もうちょっと、頑張ってくれれば、私は嶺井が「ハマのシーサー」になれると信じている。

 
 
 

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